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  • coromo-cya-ya

カフェメニューに新しく仲間入り

更新日:2021年10月12日



秋らしい風と気持ちの良い空。


季節がかわっていきますね。


coromo-cya-ya cafe では、9月半ばでかき氷も終わり

新しいメニューが加わっています。

毎年大人気のシャインマスカットのタルトに加え、

初めてお披露目する”プリン”が登場しています。


発売早々から、たくさんのオーダーをいただいている"クラシック プリン"

構想から数えると、登場までに時間をかけて作り上げたメニューです。


ただ、レシピを決めて作り上げることは

数日でできるけれど、

どんな想いでつくり、

どんな位置付けのメニューにしたいか、

どんな風にお客様に楽しんで貰いたいか、

そんなことをずっと考え続けたのちだからこそ、

作れるレシピというのがあると毎回思います。


このプリンが出来上がるまでのストーリーを少しご紹介したいと思います。


数年前から、

焼き菓子以外に、つるんとした喉越しのメニューがお客様に必要なんじゃないかと思っていました。

例えば、春の気温が高い日に

アイスクリームを食べたいわけじゃないけど、喉越しがいいものを食べたいなという時、

coromo-cya-yaではピッタリ選べるメニューはありませんでした。


ゼリーみたいなものがいいのかな。

当初は、私はそんな風に思っていました。

しかし、プリンがいいんじゃないかと

カフェミーティングで話題となり、

それならcoromo-cya-yaらしく、「お茶を使ったプリンにしよう!」と、

話がまとまりました!

早速試作にとりかかると、確かに美味しい

ほうじ茶のプリンが出来上がり、

私もこれならいくつも食べたいプリンだなぁと、心底思っていました。


レシピも決まり、

細々とした運用をスタッフと詰めていく日々。

ここからがとても大切な仕事。


盛り付けを考えたり、

お客様が食べてくれるところや

オーダーすることを考えたり

どんな飲み物と合わせたら美味しいかなど、

多方面からの角度でメニューについて考えます。


ある日の帰り道、

私がお客様に出したいプリンは本当にこれなんだろうか?

つるんとした喉越しのメニューの一番はじめに登場するメニューはこのプリンがいいのだろか?

そんな風に思った日があったのを覚えています。


みんなが好きな、普通のプリンがいいんじゃないか。


急にそう思いはじめました。

こういう事って、うまく言葉にできませんが、

自分がクルクル考えていた事が、

誰かのあの言葉とこの人の何気ない会話から得たものとが

急に繋がって、違う思考が生まれてくる感じです。


そうだよ、ほうじ茶のプリンじゃない!

普通に美味しいプリンだ!


そうと心が決まれば試作し直し。

妊婦でお腹が大きくなりながら、

プリン液をこぼさないように手をぷるぷるさせながら

オーブンの中にバットを入れた日を思い出します。


こうしてcoromo-cya-yaの新しい定番となる、ちょっと大きくて、

昔ながらの固めのプリンは出来上がりました。


幼少期に食べたプリン。

大人になったら、プリンお腹いっぱい食べたいな。

そんな風に思った人もたくさんいるのではないかと、大人になった今だから、

そのわくわくした気持ちを思い出させる、

食べ応えのある大きさにさせたのだと思います。


コーヒーやカフェオレを片手に

クラシックに美味しいプリンをどうぞ!


coromo-cya-ya 店主 中臣美香

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