5月30日に発売された
主婦と生活社 暮らしのおへそ 実用シリーズ「人との距離を、整える」
掲載のお知らせとともに、
取材されるまで等々のお話を少しこちらでしたいと思います。
暮らしのおへそのディレクターを務める
一田憲子さんに取材の相談で
今の美香さんの人付き合いについてお話伺いたいと連絡をもらい
この”人との距離を整える”というタイトルを聞いた時から、
内容はわからないけど、すでに自分の中で
読みたい!という気持ちにさせられたタイトル。。。
きっと、誰しもみんな
人とのお付き合いの仕方で考えさせられることは
常にあるもの・・・・
取材してもらった私ですが、本当に他の方のページも
興味深くて、必見なムック本だと思います。
わたしは、仕事柄
お客様、取引先、スタッフ等々、毎日人と接することがとても多いのですが
プライベートとはというと、
出産をするまでほとんど人に会う予定はなく、誰かと会ったり、食事するのは
とても稀なことで特別なことでした。
でも、その人と会ったりするのが
嫌というのとは全然違くて、
急に連絡したら迷惑かなとか、忙しいよな、とか
勝手に自分で決めてしまっていたところと、
目の前の忙しさと連絡や行動をする勇気もなかなか持てなかったからでした。
産後、自宅で子どもと2人で過ごす日々。
出かけられるようになっても、近くの公園散歩。
その時間もとても貴重でありがたいものではあったものの
自由に動けない自分、産後のへとへとの体。
そんな時、ちらほらと数名ですが
お友達、親戚みたいな感覚のお取引先の方が連絡をくださり
作ったご飯を持ってきてくれたり、お弁当を持ってきてくれたりして
それはそれは感動しました。その一人がメグニッティングのめぐみさんです。
その自宅に来てくれたどの人も、”お弁当持っていくね~”とか、”買ってきてほしいものある~?”とか
わたしに一歩踏み込んだアプローチをしてきてくれました。
なんだ、これは!と思いました。
相手はわたしが、受け取りやすい言葉を投げかけてくれたこと、
それがすごいなと。
そして、「困ったことあったら言ってね」と連絡くれる方もいました!
本当にありがたいことなのですが、
「助けてほしい」と言えない性分のわたしには、いいたいけどとても言えない・・・
なんだろう、この違いは。
自分もそうやって、困ったら言ってねって言って生きてきちゃってるじゃん!って思いました。
それから、まずは些細なところからチャレンジ。
交通公共機関を使ったりすると、
妊婦さん、わたしよりも小さな赤ちゃんを連れているお母さんにまずは
手助けできることを伝えるのに
「手伝いましょうか?」と声をかけるのではなくて、
「お手伝いします。」と同時に手を差し出して行動しちゃうということ。
どんなに、元気な人でも
子どもが一緒にいたら、電車からホームに動くときなど絶対助けてほしいはず。
そんなときも、お母さんになりたてだと
どうも、がんばらなくちゃと思って「手伝いましょうか?」の優しい声がけにも
なぜかとっさに「大丈夫です」って笑顔でこたえちゃう・・・
お手伝いしたいと思ったら、
さっと、手伝ってあげるだけでいいんだと思います。
誰かに甘えるって難しい。
この本に書かれている通り。
核家族化が進み、ご近所付き合いもほとんどなくなってしまっている首都圏では
特に、身近な人に頼ることが自然に行われなくなってしまっています。
それが、心地よい時期ももちろんあるのは正直なところ
面倒なご近所付き合いと、私も若かりし頃は思っていました。
けど、そういったちょっとしたことが
もしかしたら、差し伸べられた言葉を素直に受け取ることができず
甘え下手、頼り下手によりなっている一つなのかなと思いました。
でも、だったら
訓練していくしかない!
気軽に人に会いに行ける人になりたいなーと思っていたので、
産後、ある意味自分が変わる絶好のチャンスを与えられてたんだなと思います。
いつでも、「通りがかったらいつでも遊びに来て!」と、
声をかけてくれていたのは妊娠中から何度も声をかけてくれた
コロモチャヤのお店のほど近くに住んでる森澤まゆこさん。
緊急事態宣言が出ている最中、母乳相談室の帰り、、、
ハタと困ることがなんどもありました。
赤ちゃんが泣いて、たぶんさっきの授乳ではお腹いっぱいにならなくて
ミルクを飲みたがって大泣きしている。。。
赤子のおむつを替えて、授乳もしてミルクもあげて
万端で家への帰路につきはじめたとき
自分のお手洗いに行き忘れて、お手洗いに行きたくて困ってしまったとき・・・・
ちょうど、森澤さんの家の近くを通るのに
その、ピンポンがどうしても押せない。。。。
なんだろうこの自分。。。笑。
でも、たまたまわたしのインスタを見て、
「お散歩ついでに立ち寄ってくださいね~」とまたメッセージをくれる
これは、告白するしかない!と思いました。
”実は何度も近くを通っているのですが、勇気がなくて~”
と、返したら
「じゃ、一度美香さんのお友達も誘って遊びにきてください~」と
森澤さんの幼児づれのお母さんにも声をかけてくれて
遊びに行く日を作ってくれました。
あ~、すごいなぁって思いました。
いつでも遊びにきてねって言える人って、
そもそもが、どんな自分を見せても大丈夫という懐が大きくて
どんな状況も受け止めてくれるから、そう言えるのかもしれないと
森澤さんと出会って気づきました。
その相手の言葉を信じて、素直に受け取ればいいんだと
まだまだ練習中のわたしですが、すごく大きなきっかけをもらいました。
そして、このベビーカーを一緒に押して散歩をしているのは
私と同じ歳で、同じ歳の子どもを育てている望さん。
今や、お家も子供の保育園も同じところに通っているので
いろんな話を気軽にさせてもらえる、本当に感謝でいっぱいの友人です。
子どもがいると
約束してても急に予定が変わることもあるし
急に誘っても行けないときは行けないし
タイミングがあえば、一緒に散歩をして子育てのこと話したり
お互い仕事復帰のことを話したり、
子ともが泣きだしたら、急に「もう今日は帰ろうか」と
切り上げる言葉もお互いに気軽に言えて、
気軽に会える関係になった一つの要因でもあるような気がしています。
コロモチャヤ店頭でも、
”人との距離を、整える”販売しております。
ぜひ手に取って、いろんな方との付き合い方を垣間見て
勇気や一歩踏み出す力や距離を考えなおすきっかけをもらえると思います。
梅雨時期に入った季節、雨がしとしと降る中
ゆっくりおいしいお茶を淹れながら!
coromo-cya-yaディレクター 中臣美香
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